パーソナルハラスメントとは?定義と行為事例、対処法について

ハラスメントの種類と解決策
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パーソナルハラスメントとは、パーソナル(個人的)な部分に目を付けて、相手を否定したり、文句をつけたり、いじめたりするなどの嫌がらせ行為のことを指します。

学校現場や職場などで見られるいじめの内容として挙げられるものとして、このパーソナルハラスメントが多いのではないでしょうか。

言っている本人は悪気はなくても、言われた本人からすれば、触れてほしくない話題だったり、言い方によっては相手の個性を否定することにも繋がる場合があるので、注意が必要なハラスメントであるといえます。

 

こちらの記事では、パーソナルハラスメントの定義と事例に触れつつ、対処法や解決策について解説します。

 

 

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パーソナルハラスメントとは?

パーソナルハラスメントとは、略してパーハラとも呼ばれ、パーソナル(個人的)な容姿や服装、趣味や言い回し、癖などに対して、否定したり、文句をつけたり、その内容を取り上げて相手をいじめるような嫌がらせ行為のことを指します。

こういった相手の個人的な内容に関する嫌がらせ行為は、職場だけではなく、学校や家庭内でも起こり得ることであり、いじめ問題などで多く取り上げられています。

これらの行為がエスカレートすると、人によっては不登校になってしまったり、うつ病引きこもりになってしまったり、最悪の場合には自殺に追い込まれるなど、人の命を奪うことにもなりかねません。

このような事態になることを防ぐためにも、このような内容の嫌がらせ行為を一時の感情で行わないようにすることが重要といえます。

 

 

パーソナルハラスメントの事例

ここでは、パーソナルハラスメントの事例についてご紹介します。

今回は、よくあるハラスメントとして知られている、パワハラセクハラモラハラに分けた事例をご紹介します。

 

パワハラ型

  • 上司に意見を言ったところ、「お前みたいな根暗なやつは、俺の言うことをただ聞いてればいいんだよ!」と怒鳴られた
  • 仕事を押し付けられたので抗議したところ、「生真面目な性格してるんだから、仕事ができて余裕のあるやつが他の人の仕事をするのは当然だろ。」と当たり前のように言い放った
  • 「そんなに身体が大きいんだから、少しはその身体を活かすために仕事しろよ。普段は役立たずなんだから。」と、重い物を運ぶように強要された
  • グルメ巡りが趣味なことを聞きつけた上司が、「趣味ならすぐに良い店とか手配できるだろ。三日後に接待があるから店選びよろしくな!」と幹事を押し付けられた

上記のように、立場が上の者から下の者に対して、性格や容姿などを理由に、理不尽に仕事を押し付けたり、高圧的な態度をとってくるような嫌がらせ行為もパーハラに該当します。

パワハラの詳細についてはこちら

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セクハラ型

  • 上司から、通りすがりに「あ~、ごめん。お尻が大きすぎて通れないわ、豚かと思った。」と言われた
  • 同僚から、胸の大きさに対して、「君は○○さんに比べると貧弱だよね。」と言われた
  • 上司から、美意識が高いことを指摘され、「そんなにきれいになるってことは、夜の方も充実してるんじゃないの?」と聞かれた
  • 同僚から、顔を覗き込まれ、「どうしたらこんなにブスになるんだろうな。」と、指を指して笑いながら言われた

上記のように、主に、相手が持っている容姿を否定したり、文句をつけたり、性に関する内容と結び付けるような発言をするなどの行為もパーハラに該当します。

セクハラの詳細についてはこちら

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モラハラ型

  • 上司から、「そんなネガティブな性格してるから、仕事もうまくいかないんだよ。」と言われた
  • 同僚から、「お前は変な性格してるから、人に悪い印象を与える天才だよな。人前には出せないわ。」と言われた
  • ゲームが趣味であることを伝えると、「ゲームばっかりしてるから、頭悪いんだな。」と馬鹿にされた
  • 不注意が多いことを注意された際に、「大雑把だし、声は小さいし弱々しい性格してるから失敗するんだよ。」と言われた

上記のように、相手の性格や趣味などのパーソナルな部分を挙げて、相手の能力を下げるような発言を行うような行為もパーハラに該当します。

モラハラの詳細についてはこちら

モラルハラスメントとは?夫婦間の事例や特徴・対策について
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パーソナルハラスメントの対処法

ここでは、パーソナルハラスメントの加害者にならないための対処法についてご紹介します。

 

悪口になることは言わないようにする

パーソナルハラスメントは、相手のパーソナル(個人的)な部分を否定したり、文句をつけたり、からかったり、いじめたりするなどの嫌がらせ行為のことを指します。

そのため、相手の悪口に繋がるようなことは言わないようにすることがハラスメントを防ぐことに繋がります。

悪意を持って相手の悪口を言うことはもちろんいけないことですが、何気なく言った言葉が相手に不快な思いをさせてしまう場合もあるため、注意が必要です。

 

相手の反応を見ながら発言する

上記で述べたように、相手の悪口になるようなことを言わないように意識することでハラスメントに繋がるリスクを下げることはできますが、無意識に言った言葉が相手を不快にさせてしまうこともあります。

そのため、相手が不快に思っているかどうかを確認するために、相手の反応を見ながら発言するように心がけると、それ以上相手を不快にさせないように配慮することができます。

機嫌が悪そうだったり、反応があまり良くなかった場合には、「ごめんね、何か気に障ったかな?」「言い方がきつくなったらごめんね」などの一言を添えることができるので、相手に更なる不快感を与えることを防ぐことができます。

 

相手にあった注意の仕方を考える

職場では、相手のことを注意しようとして言った言葉がハラスメントだと受け取られてしまうことも多く、その中にはパーハラが多くなると考えられます。

そのため、相手の反応を見ながら、相手にあった注意の仕方を考えることが重要です。

人によっては、強めに言ったとしてもあまり落ち込まない人もいますが、少し注意しただけでもひどく傷ついてしまう人もいます。

それを念頭に置いて意識して発言するように心がけることで、ハラスメントだと受け取られるリスクを下げることができます。

 

 

パーソナルハラスメントの解決策

ここでは、パーソナルハラスメントをなくすための解決策についてご紹介します。

 

嫌なことは嫌だとはっきりと伝える

自分が言われて嫌なことは、相手にはまったくわかりません。

ましてや、何気なく言った一言に対して、自分が不快な思いをしたとしても、それを相手が察して謝ってくれる可能性というのは限りなく低いです。

また、嫌な気持ちをそのまま自分の中で閉じ込めておくと、その感情をずっと引きづることになるので、精神衛生上も良くないといえます。

そのため、嫌だと感じることは嫌だとはっきりと相手に伝えること、毅然とした態度で対応することが、ハラスメントをなくす第一歩といえます。

 

信頼のできる上司や同僚に相談する

上記のように、相手にはっきりと嫌だと思っている気持ちを伝えるのが一番手っ取り早い方法ですが、それでも事態が解決しない場合や、相手に面と向かって嫌だとは言いにくい場合もあるかと思います。

その場合には、まずは信頼のできる上司や同僚に相談することが重要です。

一人で抱え込んでしまうと何も解決できませんが、それを信頼できる人に相談することで、自分の代わりに不快に思っている旨をそれとなく本人に伝えてもらったり、どのように解決していったらよいのか、対策を一緒に考えてもらうことができるので、ハラスメントをなくす可能性も高くなります。

 

 

社内の相談窓口を利用する

上記の二点を行っても改善しなかった場合には、社内の相談窓口に相談してみましょう。

こういったハラスメント問題は、会社自体が把握できていないことも多いです。

社内でどのようなことが起こっているのか、問題となっていることは何なのかを周知するためにも、しっかりと現状を報告することが重要です。

また、その際には、ハラスメントをされた日時とその内容を日記に書いたり、会話をICレコーダーに録音するなど、ハラスメントに関する記録を取っておくと証拠として提出できるので、迅速に対応してもらいやすくなります。

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