No人種差別!レイシャルハラスメントとは?意味と対策、事例は?

ハラスメントの種類と解決策
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レイシャルハラスメントとは、人を国籍や人種によって判断し、相手を差別するような言動や行動を行う嫌がらせ行為のことを指します。

日本では、そこまで大きく取り上げられている問題ではないものの、アメリカではセクハラと並ぶくらい深刻な問題となっています。

今日では、外国人労働者を雇用する機会が増えているため、これからますます問題視されていくハラスメントの一つといえるかもしれませんね。

 

こちらの記事では、レイシャルハラスメントの定義や事例、対処法や解決策について解説します。

 

 

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レイシャルハラスメントとは?

レイシャルハラスメントとは、一人の人を個人として見ることなく、国籍や人種で判断し、相手を差別するような言動や行動を行う嫌がらせのことをいいます。

アメリカでは人権侵害の一つとして捉えられていますが、日本では、まだそこまでの問題としては捉えられていないのが現状です。

しかし、国際化に伴い、外国人労働者を雇用する機会が増加している現代においては、日本としても無視できない問題の一つであり、社会問題となるのも時間の問題といえます。

 

母国愛好が強い人にとっては、外国人は異色な人物として映るため、差別的な発言も増えてしまうのかもしれませんが、私たち日本人が何気に行っている言動や行動が、結果として相手を差別してしまっている場合も少なくありません。

では、どういった行為がハラスメントとして受け取られるのか、事例を見ていきましょう。

 

 

レイシャルハラスメントの事例

ここでは、レイシャルハラスメントの事例についてご紹介します。

 

  • 飲食店で、接客しているのが外国人だとわかると、「日本人に代われ」「まともに日本語を話せ」と要求する
  • 「ハーフだから」「○○人だから」などの外国人という理由で、相手を責めたり、悪口を言ったり不快に思うような嫌がらせをする
  • 相手の国の文化を考えず、または、相手からの申し出を受け入れることなく、日本人と同じ行動をするように強要する
  • 日本人にしかできない、または、わからないような会話を行うことで、仲間外れにしたり、相手に不快感を与える
  • 何かにつけて、「これだから○○出身のやつは」「だから外国人ってのは嫌なんだよ」と馬鹿にするような発言をする
  • 外国人だからという理由で、不当に労働条件を変更したり、労働賃金を下げて相当な金額を支払わない

 

上記のように、

外国人であることを否定し、悪口を言ったり、嫌がらせ行為を行う
日本人に合わせるよう強要したり、日本人にしかわからないような話をする
外国人であることを理由に、労働条件や賃金に差をつける

などの行為を行うことが、レイシャルハラスメントに該当します。

 

 

レイシャルハラスメントの対処法

ここでは、レイシャルハラスメントの加害者とならないための対処法についてご紹介します。

 

外国人だから、という前提で話をしない

レイシャルハラスメントを行ってしまう場合には、外国人だから、という前提で話してしまうことが要因として挙げられます。

「あなたは○○国出身だから、これについてはわからないよね」「日本人じゃないとわからないことだから」と、気を遣って言ったことであったとしても、受け取り手によっては差別されているのではないかと思ってしまう場合もあります。

そのため、外国人だから、という前提で話をするのではなく、国籍など関係なく、普段と同じように接することが重要です。

 

相手の国の文化を尊重する

上記のように、国籍など関係なく、普段と同じように接することは確かに重要です。

しかし、その行為も行き過ぎてしまうと、「日本人と同じようにしないといけないんだよ」「日本人はそんなことしないよ」などといった、日本人と同じように行動することを強要してしまうことに繋がりかねません。

そうなると、相手の国の文化も無視することになるので、結果的に相手に不快感を与えることになります。

日本人でも、インドと同じように、食べ物を手でつかんで食べるように強要されたりすると、不快に思いますよね。

そのため、普段と同じように接し、コミュニケーションをとる中で、相手の国の文化と日本の文化に違いが出てきたら、それを尊重することが重要です。

 

相手を馬鹿にするような言動や行動はしない

日本人でも、外国に旅行に行ったり、留学した際に、外国人から「これだから日本人は」と言われてしまうと、不快感を覚えるとともに、悲しくなりますよね。

それと同じで、来日している、もしくは、在日している外国人に対して、外国人だからという理由で相手を否定したり、馬鹿にしたりするような言動や行動を行うと、不快感を与えてしまいます。

そのため、国籍を理由に相手を馬鹿にするような言動や行動を行うのではなく、相手の国のことも尊重して、お互いに理解し合うように歩み寄ることが重要です。

 

 

レイシャルハラスメントの解決策

ここでは、レイシャルハラスメントの解決策についてご紹介します。

 

外国人だからといって、不当な労働差別をしない

外国人だからといって、不当な労働差別を行うことは、下記の違法行為に該当する可能性が非常に高いです。

 

現に、労働基準法第3条では、労働者の国籍によって賃金や労働時間などの労働条件について、差別的取扱をすることを禁止しています。

(均等待遇)

第3条 使用者は、労働者の国籍、信条又は社会的身分を理由として、賃金、労働時間その他の労働条件について、差別的取扱をしてはならない。

 

また、外国人労働者にも当然、最低賃金制度は適用されます。

最低賃金制度とは、賃金の安い労働者について、業種や地域ごとに賃金の最低額を保障しようとする制度のことをいいます。

事業主は最低賃金の適用を受ける労働者に対して、その最低賃金額以上の賃金を支払うことが義務付けられており、この水準を下回る賃金契約は法律違反となります。

そのため、都道府県別で公示されている労働賃金を確認しておくことが重要です。

 

もし、外国人だからという理由で、不当に労働条件を変更されたり、賃金を最低賃金を下回る額で設定されている場合には、労働基準監督署に相談に行くとよいでしょう。

また、それでも改善されない場合や、あまりにも理不尽な対応をされている場合には、弁護士に相談して訴訟を起こすのも一つの手段といえるでしょう。

 

外国人を差別するような物は掲示しない

職場において、特定の国籍や人種、民族などを馬鹿にする、または、差別するような物は掲示しないようにすることが重要です。

何気なく掲示しているポスターや広告などによって、外国人労働者を不快な気持ちにさせる場合もレイシャルハラスメントに該当します。

そのため、国籍や人種差別になるものをあらかじめ確認して、掲示しないように心がけることが重要です。

 

社内の相談窓口に相談する

職場において、レイシャルハラスメントが行われる場合には、レイハラだけでなく、パワハラやモラハラに該当する場合も少なくありません。

そのため、ハラスメントに該当する行為を行われている場合は、その現状を社内に周知するためにも、一度社内の相談窓口に相談することをおすすめします。

また、その際には、ハラスメントをされている旨を記録した音声や日記などを証拠として提出すると、早く対応してもらいやすくなります。

 

 

最後に

国籍や人種などによって差別されることは、外国人だけでなく、日本人であっても嫌ですよね。

母国愛好精神が強いことは良いことではあるのですが、日本人でないからといって、異物扱いをしたり、差別をするような言動や行動を行うことは、大変理不尽であるといえます。

ただ、人としてしてはいけない行為を、平然と行っている場合において、それはいけないことだと注意すると、「外国人だからって、差別だ!」と言ってハラスメントだと決めつけられると、それは逆ハラになります。

そういったトラブルも起こりがちなので、注意したいところですね。

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