神戸市の小学校教諭が先輩教諭らから、いじめを受けていた問題で、前の校長が初めて取材に応じ、「いじめには気付かなかった」と話した。東須磨小学校から、ことし4月に異動した前校長は、「まさかいじめられているとは思っていなかった。仲良くやってくれているようには見えていた」。「教諭らの行き過ぎたやり取りは、自分の前ではまったくなく、いじめに気付かなかった」と話した。20代の男性教諭は、先輩教諭4人からいじめを受け、休んでいる。前校長は、ことし2月に、別の教諭から申告を受けたことについても被害を受けた男性教諭から大丈夫と聞き、大きな問題はないと考えたと話している。前校長は、「気付けなかったというのは、管理職として大きな責任あると思う。」と話す一方、被害にあった男性教諭から直接の相談はなかったと話している。(読売テレビ)
神戸市東須磨小学校での教師へのパワハラ・セクハラ事件の続報です。
事件については、こちらもご覧ください。







いじめには気付かなかった?
「まさかいじめられているとは思っていなかった。仲良くやってくれているようには見えていた」。「教諭らの行き過ぎたやり取りは、自分の前ではまったくなく、いじめに気付かなかった」と話した。
とのことです。
市教委などによりますと、前校長の在籍期間内である去年9月~今年3月までに、被害を受けた男性教員自身や今回の件に関与していない教員などから4人のいじめ行為を訴える複数回の報告が前校長へ上がっていました。しかし学校側は十分な対応などを行ってこなかったということです。
これはどういうことでしょうか。この期に及んで、子どものような言い訳が通用すると思っているのでしょうか?
ちなみに、校長の職務とは以下のようなものです。
校長は,校務をつかさどり、所属職員を監督する
(学校教育法第28条第2項)
校務というのは、教育、人、物、お金に関する一切の事務を含みます。
それらをつかさどる、つまり、自分の担当業務として処理することを意味します。
そして、学校に配置されている所属職員、教員たちに対する労務管理事務を行うことになります。
つまり、気づいていなかったのであれば、校長は職務を全うできていなかったことになります。
気づいていなかったわけないのですが…。
前校長は芝本力校長?
神戸市東須磨小学校の前校長は、芝本力校長と特定されています。
これは、「教職員移動のお知らせ」という学校から配布される書面より明らかのようです。
ネット上では、顔写真などが拡散しているようですが、今の段階でそれをやってしまうことは、教職員へのいじめを行っていた人たちと同じことをすることになるので、良くないでしょう。
しかし、相談を受けていたにも関わらず、気づかなかったなどという言い訳を行う人は、許されていいわけないでしょう。この校長のせいで、被害男性教師は、これ以降、誰にも相談できなくなってしまっています。
人の上に立つものとして、無能としか言いようがありません。
問題の根本的な解決には?
学校に報告しても、校長がこれでは意味がありません。また、隠蔽を図ろうとするような人たちでもあります。教育委員会も頼りない組織です。
今度は文部科学省の出番だそうですが、対応が遅いですし、無意味でしょうね。
結局、本人が被害届を提出することが、全ての解決になるのではないでしょうか。
そうすると、公的機関がいかに役立たないかということが明らかになります。
自分の身を守れるのは、自分しかいないということなのですね。